作庭家 矢藤昭憲

創業家四代目が語る、作庭家としての想い

東京世田谷を中心に都内や横浜で価値ある庭づくりをご提案する「株式会社矢藤園」=作庭家「YATOEN」。
こちらでは、当社の作庭家の矢藤昭憲が、庭づくりに対する想いについて語っています。また矢藤の経歴・保有資格についても併せてご紹介しています。

自由な発想で最高の仕事をする、それが作庭家のプライド

自由な発想で最高の仕事をする、それが作庭家のプライド

どんな雰囲気の庭がいいですか?という伺い方はしない

施主さまからご要望をお伺いする際、私たち作庭家が決して口に出さない言葉があります。それは「どんな雰囲気の庭がいいですか」の一言。なぜなら、専門的な知識がない方に、庭の仕上がりイメージを教えてほしいというのはまさに本末転倒、プロとして恥ずかしい行為だからです。第一に、何がいいデザインなのか、施主さまがご存じのはずがありません。その答えを知りたいのは当の施主さまご本人なのですから。

 

施主さまのお人柄やライフスタイルから着想する

これは住宅建設にも当てはまります。たとえば、一般的な工務店の営業担当なら「どんな家がご希望ですか?」と施主に尋ねるかもしれませんが、アトリエ建築家が設計を担当していたら、決してそんな安直な言葉を口にはしないでしょう。聞くとすれば、趣味や人生観といったもっと抽象度の高い事柄や、反対にその家をどう使いたいかといった用途でしょう。作庭家も同じです。お聞きするのは主に用途。その庭をどう使いたいのか、という基本を押さえた上で施主さまのお人柄やご趣味、ライフスタイルなどをインプットしていきます。そうした抽象度の高いテーマと用途という具体性のある課題を念頭に入れながら、アイデアを練り、庭園の仕上がりイメージを描いていく、それがスペシャリストたる作庭家の仕事と言えるでしょう。

 

縛られない心こそクリエーターの「証」

作庭する上で重要なのはこの「自由に発想する」というプロセス。もし、最初のお打ち合わせで、ざっくりとでもイメージを固定してしまうと、それに縛られるあまり理想的な提案ができなくなってしまいます。私たち作庭家も建築家同様、職名に「家」の付くクリエーター稼業。施主さまにご満足いただけるような「最高の仕事」をするには、やはり、物事に縛られない精神が欠かせません。

株式会社 矢藤園
矢藤 昭憲

矢藤 昭憲 プロフィール

略歴

1979年(昭和54) 世田谷区生まれ
2003年(平成15) 中央大学理工学部土木科卒業
2005年(平成17) 東京農業大学大学院農学研究科造園学専攻修了
2006年(平成18) 矢藤が手がけた杉並区の個人邸が、月刊誌「新建築」の9月号(住宅特集)に掲載される
2007年(平成19) 第3回「学生を対象とした屋上利用提案競技」で優秀賞を受賞
第10回、11回、12回「国際バラとガーデニングショウ」でガーデンコンテストB部門入賞
2016年(平成28) 第18回 国際バラとガーデングショーコンテストA部門 優秀賞

保有資格

  • エクステリアプランナー1級
  • 造園技能士1級
  • 造園施工管理技士1級
  • スカイフロントコーディネーター(初級)
  • 自然再生士
  • ブロック塀診断士
  • 農薬指導管理士
  • 防災士
  • スノーボードA級インストラクター
  • スノーボードC級検定員

今見直される木の塀 作庭家 矢藤園

作庭家 矢藤 昭憲ムービー

 

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