巨景石をどこへ 世田谷区

巨景石を活かした和風建築の外構・造園工事

世田谷区の新築に際しての外構・造園工事をさせて頂きました。
ある程度家が出来上がってから、お客様と建築士さんとの話し合いから設計がスタート。
設計課題として、元あった土地に残された巨景石2つ(5トンと2トン)、そして和風建築ながら洋風をお好みのお施主様、これらをどう設計するかでした。

景石をどこに据えるか。重さから据えられる範囲を算出し、玄関、アプローチとなる箇所が候補位置に。ここに2つの景石を据えます。アプローチと邪魔にならず、且つ駐車場をも兼ねていたため、動線とのバランスがシビアに求められました。
大きな石は、アプローチのアクセントに、もう一つは駐車場の石畳みの一部へ(ほぼ埋める)と用いてみました。ポーチは黒御影の枠に玄昌石を敷き、シックなアプローチに。

植栽は、常緑樹が主な構成の中に四季を感じられるものを随所に。
春はジューンベリー、アジサイ。夏はサルスベリ、キキョウ。秋は、ニシキギ、ドウダンツツジの紅葉とキンモクセイ。冬は、ハナモモ、ボケ、クリスマスローズが咲きます。
メインとなる木に、モミ(アカエゾ)を植栽。和風建築に常緑を合わせる場合、今回のモミのような針葉樹を用いると和風建築と調和することを学びました。

【今回用いた資材】
アプローチ:黒御影・玄昌石
駐車場:石畳・透水性舗装(ドライテック)
生垣:ツゲ・ドウダンツツジ
メインツリー:アカエゾ
地被:タマリュウ・ツワブキ・フウチソウ等

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